今日、ソニー生命の情報誌「S’tyle」が郵便で届いていたので何気なく開けてみたら、脳科学者の茂木健一郎さんのスペシャルインタビューが特集されていました。タイトルは、「明日をより豊かにする、脳科学的思考法」。この数ヶ月、脳みその復活にチカラを入れていた私は、興味津々にページを開いてみました。
嫌なことこそ「やりたかった」と考えよう by茂木さん
早速、目に飛び込んできたのは、腕を組んだ小太りのこ洒落たおじさん、そうそう茂木健一郎さん。あまり健康そうに見えないのは、休みがないくらい働き続けていて、ひとりブラック企業ですよとジョークを飛ばしているからではなく、ぽっちゃり体型だからでしょう。読み進めると、さっそくビックリしたのは、「僕、ストレスがまったくないんですよ」と答えていたこと。20代の頃はストレスフルな生活だったようですが、今はストレスレスな生活を送ってる。どうやってるのか?気になります。
ひとつは、「コントロールできないことを諦める」ことだそうです。ふむふむ、脳は自分で自分をコントロールしているときはストレスを感じない。それは脳科学でも実証されているようです。何事も自分でコントロールできることと、できないことに仕分けして、コントロールできることはベストを尽くす。コントロール不可能なことは潔く諦めるのが茂木流だそうです。確かに、例えば会社でも基幹システムが停止したり、遅かったり、イライラしてもどうすることも出来ないから、潔く諦めて別の業務に切り替えるような気持ちがいいのでしょう。
もうひとつは、「意識の転換」だそうです。ふむふむ、例えば仕事で作成した資料を上司にダメだしされたときも、相手からやり直しを命じられたと思うとストレスが溜まるけど、自分がやり直したかったんだと思うようにすると意外とストレスにならないそうです。なかなか思い切った意識の転換ですが、「自分がやりたかった」と思うことでポジティブ感情を働かせることになるのでしょう。
小中学生と話すと認知症予防に? by茂木さん
多忙な茂木さんが余裕があるように見えるのは、脳科学の研究成果を実生活に活かしているからで、自分の世界を広げるためのポイントは、脳に刺激を与えることだそうです。
「未知の分野の挑戦は、脳のアンチエイジングに繋がるから絶対におすすめ。新しいことに挑戦してそれを達成したとき、脳は喜びを感じてドーパミンという物質を放出します。このドーパミンは脳の老化に歯止めをかけるので、認知症予防にも効果的です」
この考えは、まさに「たった1ヶ月でメンタル改善!新感覚ウォーキング」のねらいに合致します。街をワクワク散策すること、通ったことのない道を選んで歩いてみる、知らなかったお店を発見する、入ってみる、買ってみる、この感覚が脳を活性化してくれるんですね。
茂木さんは、子供たちに「いま何にはまってる?」と聞くのをお薦めしています。大人が全然知らない世界を子供は体験していることが多いからだそうです。子供から教わることが多くて、驚かされることばかり、子供と話すと認知症予防にも繋がるんですよと話す茂木さんは、まだまだ自分も成長するぞーと思って日々の生活を送っているんだと思います。すばらしい!
脳科学的 人の「幸せ」とは by茂木さん
人の幸福度は、周囲の人との絆の深さや、他者との触れ合いと深くかかわっていて、誰かと映画を観る、旅行に行く、お酒を飲むなど様々な場面で自分が絆に包まれていることを認識できるとき、人は幸せを感じる。さらに、人がチャレンジを続けるためには、いざというとき逃げ込める「安全地帯」が大切。友人や家族との絆が不安な気持ちを支えてくれて、勇気を持って新たな分野に飛び込むことができるという考えだそうです。
確かに、私も突然4ヶ月の休養に入ってしまったので沢山の人に心配を掛けてしまいました。家族、友人、職場の同僚、恩師など、私の事を助けてくれたみんなの絆がうれしくて、幸せに感じられたから、前向きになることができたのも事実です。
脳科学的思考法、とても興味深い!
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最後までお付き合い有難う御座います。
それでは、また次回。
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