職場のモラハラ実録

クラッシャー上司~平気で部下を追い詰める人たち~を読んだ所感

クラッシャー上司 
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先日2017年1月末、PHP新書からクラッシャー上司 ~平気で部下を追い詰める人たち~が出版されました。著者は筑波大学医学医療系産業精神医学・宇宙医学グループの松崎一葉教授です。

2016年11月に本ブログ内で「クラッシャー上司の進化系がモラハラ上司だと考えた1つの理由」というタイトルで私の経験したモラハラ上司とクラッシャー上司の関係について考察しました。

そのときは、クラッシャー上司の命名者が元・東京慈恵会医科大学精神科の牛島定信教授と松崎教授だということ、ざっくりとしたクラッシャー上司の説明がウィキペディアに記載されていただけしか情報がなかったので、本書はとても興味深く読ませて頂きました。

クラッシャー上司の定義を再確認する

本書の中で松崎教授がクラッシャー上司を定義していますので、その特徴と合わせて確認してみます。

クラッシャー上司の定義

部下を精神的に潰しながら、どんどん出世していく人

クラッシャー上司の特徴

・基本的に能力があって仕事ができる(社内でもトップクラス)
部下を奴隷のように扱い、失敗するとネチネチ攻め続け結果的に潰していく
自分は善であるという確信
・他人への共感性の欠如(鈍感で部下のマネジメントできない)
歪んだ自己愛
・仕事の結果を成功と失敗のどちらかでしか評価しない
自分と異なるタイプの部下を排除しようとする
・クラッシャーの家庭は実質的に崩壊していることが多い など

私の所感(共感出来るところ、出来ないところ)

本書では、会社の産業医として松崎教授が見てきた事例を紹介しています。クラッシャーA、クラッシャーB、クラッシャーC、クラッシャーXの4人の加害者と各被害者です。

特にクラッシャーXについては、松崎教授が出会ったクラッシャーの中で一番強烈な人で、その生い立ちや両親の育て方についても触れており、クラッシャーがどのように形成されたのかなど興味深いものになっています。恐らく、私のブログで紹介しているモラハラ上司と同じで自己愛人格性障害のクラッシャーだと思われます。

本書の中でも言及していますが、クラッシャー上司は前述Xのような横綱級のクラッシャーから大関・関脇・小結級のクラッシャーがいると考えて良さそうです。横綱クラスのクラッシャーに出会ってしまった場合は、是非私のブログの対処法を参考にして頂きたいです。

さて、本書の中であまり共感できない点について、著者達はパワハラやモラハラによって部下を精神的に潰して出世していく人間のことを、当初の「潰し屋」から「クラッシャー上司」と呼び変えています。

広く一般的化させることで社会的な問題として提議する意思を感じる点は良いと思っています。しかし、精神医学の専門家という社会的地位のある立場なのですから、もっと第3章で社会に対して、会社の経営層に対して、人事部門に対してこの問題をもっと深く厚く発信してほしかったです。

さらに、「クラッシャー上司」という表現はあまり賛成できません。クラッシャー上司って分かりやすいんですけど、その言葉だけ聞くとちょっとカッコよくないですか?

私は、もっと被害者目線でクラッシャーの後に「ゴミ上司」「クズ上司」「モラハラ上司」「パワハラ上司」のような付けられたくないような名前の方が良いと思っています。あなたはどう思いますか?

そして、共感できる点について、本書では終盤、多くの日本人(日本企業)の働く価値観となってしまっている滅私奉公は善である」という考えを変えなければならないと提言しています。

要は日本人の働き方に対する意識を変えていかないと会社の中でクラッシャーJr達が生まれ続けてしまうんだと著者達は考えているのだと思います。とても大きな問題ですから多くの賛同が必要です。

そして、残業について、「・・・効率重視とも少し違って、自分が一番パフォーマンスを出せる状態で仕事をし続けるためには、どんな働き方がいいのか。それを意識的にしたら、たぶんそんなに残業はいらなくなる・・・」ともいっています。これは、まさに私が今実践している働き方改革です。

自分で出来る働き方改革。アスリート型ワークスタイルとは?

プロのスポーツ選手のように、毎回の試合(毎日の定時の仕事時間)常にベストパフォーマンスが出せるように自分の身体(心と身体と脳の状態)を調節するのです。それを意識すると、時間外の効率の落ちた状態での業務がムダであると感じてきます

以上、書籍クラッシャー上司を読んだ所感です。

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最後までお付き合い有難う御座います。
それでは、また次回。
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