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日本人の「がん」の発生と生活習慣の関係について整理する

がんと生活習慣 
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日本人の死因NO.1は何か知っていますか?

昨年度(2015年)の死因NO.1は「がん」です。全死亡者数の1/3はがんで亡くなっていることは、国民健康づくり運動「健康日本21」なんて知ってますか?でお伝えしました。今回は、代表的な「がん」の発症と生活習慣・食品の関連について確認しましょう。

がんの発生と生活習慣の関連について

国立がん研究センターの「科学的根拠に基づく発がん性・がん予防効果の評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究」では、下表に示す通り、各種がんと生活習慣や食品との関連について報告されています(随時内容の追加や修正が行われているそうです)。

これを見ると、がんは様々な生活習慣の影響を受けていることが分かります。表中の「確実」「ほぼ確実」「可能性あり」は科学的根拠を基に付けられている内容です。過度の喫煙や飲酒、感染の3つの項目は「確実」となっていますのでご確認ください。

生活習慣とがん

肺がんに関連する生活習慣・食品について

たばこは「百害あって一利なし」と言われますが、もちろんがんの要因になります。たばこの煙には、毒性のなる物質や、発がん性のある物質を含め、約4000種類もの化学物質が含まれています。例えば、ニコチンは脳の神経に強く作用し、体内で発がん性のある物質に変わるそうです。タールは、約60種類もの発がん性物質が含まれ、肺を黒くしたり、がんを誘発したりします。

肺

肝がんに関連する生活習慣・食品について

飲酒が肝臓に悪いことは、「酒は飲んでも飲まれるな!忙しすぎるサラリーマンの年末年始12か条」でも紹介しました。日本では肝がんが多いですが、9割以上はC型またはB型肝炎ウィルスへの慢性感染によるものだそうです。肝炎ウィルス感染者の飲酒が肝がんリスクを高めるという考え方になるようです。

肝臓

胃がんに関連する生活習慣・食品について

塩分の過剰摂取は胃がんのリスクを上げてしまいます。胃の内部は、強力な粘液を出す粘膜細胞で覆われていますが、塩分摂り過ぎになると粘膜が壊され、炎症が進み、胃がんが出来やすい環境を作ってしまうようです。

食品では、塩辛、魚卵、漬物など特に塩分濃度が高い食品は胃の粘膜を傷つけやすいと言われているので食べ過ぎに注意です。

胃

大腸がんに関連する生活習慣・食品について

加工肉や赤肉の摂り過ぎが大腸がんのリスク要因になっています(可能性あり)。原因はまだよく分かっていないそうですが、ハムやベーコン、ソーセージなどの「食肉加工品」は大腸がんのリスクを上げる可能性があると言われているようです(国際がん研究機関の評価では「確実」だそうです)。個人的には、ショックな内容です。

また、「赤肉」は牛肉や豚肉・羊肉のことで、鶏肉や魚肉は入ってません。赤肉は鶏肉などと比べると動物性脂肪やヘム鉄が多く含まれ、体内で消化する際に発生する代謝物などが大腸壁の細胞に影響を及ぼすと考えられているそうです。

ちなみに、国際的には、赤肉の摂取量は「1週間で500g(調理後重量)を超えないように」と推奨されていますが、魚も肉もバランスよく食べる食生活を心がけていれば心配しなくてもよさそうです。

大腸

乳がんに関連する生活習慣・食品について

乳がん発生要因のうち生活習慣では喫煙がリスクを高めるのです。閉経後の女性は運動により乳がんのリスクを低減できる可能性があるようです。

食道がんに関連する生活習慣・食品について

熱い食べ物や飲み物を日常的にとることによって、食道がんのリスクを高めるのがほぼ確実だそうです。これは、口の中や喉、食道の壁を守っている粘膜が「やけど」のような状態になり、粘膜が炎症を起こし、細胞が傷ついてがん化を促してしまうようです。

以上、「がん」と生活習慣・食品について整理してみました。とにかく、喫煙と飲酒はやばいですね。私は10年前妻に子供が出来たときにタバコを辞めました。お酒は今年体調を崩して辞めました。確実にがんのリスク要因を減らす方向に進んでいますが、あなたはどうですか?

「がん」について詳しくは、国立研究開発法人がん研究センターがん対策情報センターHPをご確認ください。

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最後までお付き合い有難う御座います。
それでは、また次回。
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