健康リテラシー

健康診断の血液検査から見えてくるとても大事な3つのこと

血液検査 
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あなたは、ちゃんと「健康診断」受けていますか?

そもそも、健康診断は病気の予防と早期発見を目的として受けるもので、職場では最低でも年に1回定期的に受ける「一般健康診断(定期健診)」が代表的なものです。そのうち40歳と50歳の人には付加検診といっていくつかの検査がプラスされるのです。

そして、「特定健康診査(メタボ検診)」は、40~74歳の人を対象に生活習慣病(メタボ、糖尿病、高血圧、脂質異常症など)の予防と早期発見を目的に行われます。サラリーマンであれば会社に検診用のレントゲン車がきて社内で健康診断を受ける人も多いと思います。

ほかにも、対策型がん検診というものが自治体を中心に行っており、5大がんと呼ばれる「胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がん」の早期発見を目的としたものです。これらの検診は、定期的に実施されるのですが、任意で受けられる詳細の検診として「人間ドック」があります。自分が希望する検査項目を選ぶことも出来るのが特徴になります。

これらの検診を受けると様々な病気の手がかりが分かりますが、血液検査からは何が分かるのでしょうか?

血液検査から、血管の傷つきが分かる

一般健康診断では、主に「身体測定、血圧測定、血液検査、尿検査、便検査、エックス線検査、超音波検査、心電図検査」などが行われます。中でも、血液検査からは様々な体の情報が分かり、造血機能(赤血球、白血球)の異常炎症感染の有無を知る手がかりにもなるのです。

また、血液の状態を調査すると全身の血管の健康状態を推測することも可能ということです。どういうことかと言うと、下図に示すとおり血管はそこに流れる血液の性状に大きく影響を受けるからです。

血管が傷つくプロセスは4段階あり、

第1段階:BMIの値、腹囲、肝機能の異常が関与

血管の障害が潜在的に始まっている状態

第2段階:中性脂肪、LDLコレステロール、HDLコレステロール、血糖値、血圧の異常

⇒様々な要因で血管が傷ついている状態

第3段階:尿たんぱく、眼底検査の異常

⇒動脈硬化が進行して、血管壁が厚くなっている状態

第4段階

⇒脳卒中や心筋梗塞、腎不全などの深刻な病気

血管が傷つくプロセス

このように、定期的に検診で血液検査をすることで、脳卒中や心筋梗塞などの重篤な病気を予防したり、早期発見したりできるのです。

血液検査から、沈黙の臓器「肝臓」の状態がわかる

酒は飲んでも飲まれるな!忙しすぎるサラリーマンの年末年始12か条」でご紹介したように、体内に入ったお酒(アルコール)を分解してくれるのが肝臓です。

肝臓は別名「沈黙の臓器」と呼ばれ、異常があっても症状が現れにくいのが特徴なので、血液検査の結果がとても重要なのです。主な肝機能チェック項目は以下の通りですが、いずれも肝細胞に含まれる酵素で、肝細胞が破壊されると血中に増えるため肝機能の異常がわかるのです。

ALT:肝細胞が炎症を起こしたときに血中増える酵素で、肝機能障害の程度がわかる

γ-GT:飲酒や肝臓に中性脂肪がたまってくると数値が高くなる

AST:心筋にも多く、心臓疾患でも高くなる

ALP:胆汁の排泄異常がわかる

肝臓

血液検査から、冠動脈疾患のリスクがわかる

中性脂肪やコレステロールなどの血中脂質、血糖値の異常からは、脂質異常症や糖尿病の発見につながります。また、血液中に糖や中性脂肪、コレステロールが多すぎると動脈硬化が進行して血管が狭くなり、詰まることがあります。

そこからは、冠動脈疾患の狭心症や心筋梗塞、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患などの重大な病気が起こるリスクが高まります。

総コレステロール:多すぎると動脈硬化が進み少なすぎても血管が傷みやすい

中性脂肪:炭水化物やアルコールなどの糖質過多、運動不足により増加して悪玉LDLコレステロールを増やす

HDLコレステロール:コレステロールを肝臓に運ぶ役割をもつ。数値が高いほど動脈硬化が進みにくい

LDLコレステロール:血管壁に蓄積して動脈硬化を促し、冠動脈疾患や脳卒中の原因になることから悪玉コレステロールと呼ばれる。数値が低いほど良い

心臓

以上、今回は健康診断で必ず受ける血液検査について、結果から見えてくる3つの大事なことについて紹介しました。

私自身、血液採られているときは、注射器直視できないのですが、結果だけはしっかり見なくちゃですね。

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最後までお付き合い有難う御座います。
それでは、また次回。
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