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忙しすぎるサラリーマンが減塩○○を気にしなければならない理由

減塩 
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スーパーで買い物すると、「減塩○○」「塩分ひかえめ○○」など減塩食品を目にすることがあります。しかし、仕事が生活の中心で会社のために忙しく働いているサラリーマンは、「プリン体」は気にするけど「減塩」を気にする人は少ないですよね。私もそうでしたが、そもそも塩分を取りすぎることによる体への影響を理解していないんです。ちょっと一緒に勉強してみましょう。

塩分の取りすぎって何がいけないのか?

塩分の取りすぎが問題となる一番の理由は、「高血圧」です。血圧と言えば、健康診断のときくらいしか測りませんが、職場でも年齢が上の人は「血圧高いね~」なんて言われてたり、「実は薬を飲んでるんだよ」という人も時々見かけますよね。

そもそも「血圧」とは、心臓がポンプのように血液を全身に送り出す際に、血管壁にかかる圧力のことを言います。塩分の高い食事ばかりとっていると、血圧を上げてしまうとのこと。

実は、人間の体の中は、水分と塩分が一定の濃度に保たれており、余分な塩分は腎臓の働きによって体の外に排泄されます。しかし、塩分を取り過ぎると、一時的に高くなった塩分濃度を下げるために体内に水分が溜め込まれ、これにより心臓に送り込まれる血液量が増加して血管にかかる圧力が増し、血圧が上がっていくのです。

高血圧は重大な病気の原因となる

忙しすぎるサラリーマンが減塩を気にしなければならない理由は、「高血圧」というのは自覚症状がほとんどないからです!高血圧がサイレントキラー(静かな殺し屋)とも呼ばれているのは、放っておくと病状が進んで、命に関わる病気を引き起こすからです。

この病気が「動脈硬化」です。塩分の過剰な摂取を続けると、下図のフローのように最終的に血管が詰まり、「脳での動脈硬化」「心臓での動脈硬化」「腎臓での動脈硬化」を引き起こすのです。

これら動脈硬化の原因のひとつ高血圧であり、高脂血症、糖尿病、肥満、喫煙、運動不足、アルコール、加齢、ストレスなどが原因と言われています。忙しすぎる中高年サラリーマンが当てはまる項目ばかりですね・・・。

塩分取りすぎ

塩分を取りすぎると胃がんのリスクも上がる

厚生労働省の「国民健康・栄養調査」より、国際的にも日本人の食塩摂取量は多く、2014年の調査では平均10g。WHO(世界保健機関)では、1日5g未満を推奨していることから、日本人がいかに塩分を取りすぎているかがわかります。そもそも、油脂や香辛料を調理に使う欧米と違い、和食の味付けの基本がうまみと塩であることが影響しているそうです。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2015年版」によると、1日の食塩摂取量の目標値を「男性8g未満」[女性7g未満」と設定しており、WHOの定めた基準より高めに設定されてますが、日本高血圧学会では既に高血圧の人は6g未満に設定しているので、日頃から減塩を気にすることがとても重要なのがわかります。

驚きなのは、塩分の過剰摂取は胃がんのリスクも高めるそうです。胃の内部は、胃酸で荒れないように強力な粘液を出す粘膜細胞によって表面が覆われていますが、食塩を日常的に取りすぎると粘膜が壊され、胃の炎症が進み、胃がんが出来やすい環境をつくるのです。ちなみに、塩辛、魚卵、漬物など、特に塩分濃度の高い食品は、胃の粘膜を傷つけやすいと言われているので、いくらやたらこが好きな私も食べすぎに注意ですね。年末年始は特に塩分を取りすぎないようにしましょう。

塩分を取り過ぎないための方法

では、忙しすぎるサラリーマンが塩分を取り過ぎないようにするにはどうすれば良いでしょうか?

まず基本的なところでは、日本人の食塩摂取量の約7割が、塩そのものではなく、「しょうゆ」「みそ」「塩蔵品などの加工食品」から取っていることを認識しましょう。見た目で塩分めちゃくちゃ多そうな食品は気にすることができますが、気づきにくい食品もあるのです。

例えば、練り製品「かまぼこ1枚0.4g、ちくわ1本0.6g、はんぺん1枚1.5g、さつま揚げ1枚1.4g」、小麦・乳製品「食パン1枚0.8g、クロワッサン1個0.4g、ゆでうどん1玉0.6g」(健康マスター検定公式テキストより)です。

また、サラリーマンと言ったら、ランチと飲み会ですよね。いわゆる外食では塩分量を表示しているお店は少ないと思いますので、把握することが難しいですし、味が濃くてうまいものを食べてしまいますよね。

代表的なメニューでは、「ラーメン1食では、スープ残す場合1.6g、スープ飲み干す場合6.0g」「牛丼並盛1杯3.8g」「チャーハン1食2.6g」「かた焼きそば1食5.1g」(健康マスター検定公式テキストより)ですから、飲み会後の「〆のラーメン1杯、スープも飲み干す行為」は最悪なのが分かります・・・。まずは、スープは残す!これから始めるのがよさそうです。

ちなみに、日本高血圧学会が減塩率20%以上の優良な食品を減塩食品リストにまとめていますので、日頃から自宅で食事を作ってくれている「奥様や母親」に感謝の意を表しつつ、減塩食品を使ってほしいとお願いしましょう(笑)。なお、ウォーキングで脚の筋肉を動かすと、ポンプ作用により特に下半身で滞りやすい血液の流れが改善し血栓を防ぐための重要なポイントになりますので、日頃から歩くことを日課にするのはとても良いことです。

スープ残す

 

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最後までお付き合い有難う御座います。
それでは、また次回。
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