職場のモラハラ実録

職場のモラハラ被害者の症状を分析する(2)

被害者分析 
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前回、「職場のモラハラ被害者の症状を分析する(1)」では、「モラハラ被害者に共通する15の症状」の中で、被害者が加害者と出会ってから、自分が自分であることを諦めていくまでの過程を具体的に分析しました。
今回は、継続的にモラハラを受けた被害者の心と身体に変化が現れる状況を分析します。

相手の支配下におかれると被害者は混乱し、麻酔をかけられた人間のように「何も考えることが出来なくなった」etcになるのはなぜか?

モラハラ被害者は、ほかにも「頭が空っぽになった」「精神が衰えた」「感情が乏しくなった」「能力がなくなってきた」「生きていても楽しくなくなった」「何もする気が起こらなくなった」という感情を持つようにもなります。

このような感情のときは、相手のすることが不当だと分かっていても、あまりに混乱してどう行動したら良いか分からないときです。混乱状態の被害者は、強いストレスを感じており、心理学的にもストレスは、”大きな不安にさらされて身動きが出来なくなったとき、最大になる”と言われています。この大きな不安は、直接的な攻撃を受けているときよりも、自分に責任があるかどうか分からない状況に置かれているとき強く感じます

また、これらの症状は、モラハラを受けたストレスによる”抑うつ気分”の状態や、その症状が悪化して”うつ病”となってしまった状態によって出る症状でもあります。

うつ病になると、脳の前頭前野と海馬の血流が減り、脳の萎縮が見られることがあり、「集中力、注意力、思考力、コミュニケーション能力、感情の制御、行動の制御、意思決定、判断、記憶のコントロール機能」が低下することがあるためです。

この状態の進行について、モラハラ加害者は絶えず被害者の状態を観察しています。時に大丈夫か?とやさしく声を掛けたりもするので惑わされないでください。加害者は、今どの程度ターゲットが混乱していて、自分の支配下に置かれているかをチェックしているだけです。本当の意味であなたの心配なんてしていません。モラハラ加害者は確信犯なのです。

 

加害者がそばにいると(視界に入ると)、目の前のことに集中できなくなるのはなぜか?

この段階までくると、モラハラ被害者の不安や混乱は最高潮に達しています。今まで普通にこなしていた仕事が思うように進まない、部下に相談された内容が自分ではどうしたら良いか分からなくなる、かといって加害者に相談しに行っても自分が辛いだけ。

テトリスのブロックピースが消滅せずに、どんどん積みあがっていくような状況まで追い込まれているため、被害者は「業務の進捗を聞かれたくない」と思う気持ちが高まり加害者が近づいてきり、視界に入ってしまうと、余計に集中できなくなるのです。

 

動悸や息切れ、圧迫感、疲労、睡眠障害、神経過敏、消火器官の変調、頭痛、腹痛などの症状がでるのはなぜか?

モラハラ被害者は、相手に支配されている段階ですでに弱っていますが、陰湿なモラハラというストレスの強さに心や身体が適応することができなくなり、代償不全(機能障害を補うために働いていた機能が破綻すること)に陥るのです。

強く持続的なストレスは、抗ストレスホルモンである副腎皮質ホルモンのバランスを崩し、蓄積型のコルチゾールと呼ばれるストレスホルモンを分泌して副腎を疲弊させます。この副腎が疲弊し機能が低下すると、ホルモン分泌に弊害が起こり、 倦怠感や無気力感などの疲労症状が出ると言われています。さらに、消化不良や吸収不良、アレルギー、動脈硬化、高血圧、低血糖、喘息、胃炎、潰瘍など多くの疾患のリスクも高めます。

私自身も、電車が会社に近づくについれ急に動悸がしたり、睡眠障害に苦しめられたり、妻が子供を大きな声で叱ると心臓がドキドキしたり、脳のフリーズや頭重症状、倦怠感や無気力感などの慢性的な障害に悩まされたのです。

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最後までお付き合い有難う御座います。
それでは、また次回。
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↓次の記事職場のモラハラ被害者の症状を分析する(3)

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