職場のモラハラ実録

職場のモラハラ被害者の症状を分析する(3)

被害者分析 
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前回、「職場のモラハラ被害者の症状を分析する(2)」では、「モラハラ被害者に共通する15の症状」の中で、被害者の心と身体に変化が現れる状況を具体的に分析しました。
今回は、被害者が加害者のモラハラに気づいたときの心境について具体的に分析します。

自分が洗脳されていたことに気づきショックを受けるのはなぜか?

職場のモラハラ被害者は、自分が加害者から受けていた一連の行為が、「教育や指導ではなかった」ことに気づいたとき酷くショックを感じます。これまで、相手を信頼しており、全く警戒もしていなかったため、周囲の人から何を言われても、「自分が駄目なだけ」「もう少し頑張ればなんとかなる」と思っていたからです。

しかし、ある日突然、第三者からの何かがキッカケで、自分が相手の手足の一部(あるいは玩具)であることに気づきます。私も、後輩数人と飲んでいるときに「完全に洗脳されてますよ」と言われ、「洗脳?」と思いつつも、家に帰ってから様々な感情が今までと違う方向に大きく舵を切っていったのです。そして、突然、嵐の大海原の中にひとり残され、このままでは自分自身のアイデンティティが失われて無くなってしまうのではないかと呆然となり、何もやる気が起きない状態になっていったのです。

相手に騙されていたことを後悔するのはなぜか?

職場のモラハラ被害者は、加害者と違いノーガードで相手と向き合っていたため、洗脳に気づいたとき深い心的外傷(トラウマ)を負います。そして、全て相手に操られていたことに気づくので、詐欺の被害にあった時のように「騙された、馬鹿にされた、利用された」と感じるようになります。その後、自分は被害者だと認識すると、相手の思い通りに行動してきたことを恥ずかしく思い何で気づかなかったんだ。知っていれば違った対応が出来たのに」と後悔するようになります。

騙されたと知ったときの幻滅感が大きければ大きいほど、また、相手に思っていた大きな理想が崩れたときほど抑うつ状態になり、とても疲れて、元気がなくなって、自分が空っぽになったと感じてしまいます。この無力感、敗北感、屈辱感などが、被害者をメンタルヘルス疾患に追いやっていくのです。

加害者に対して怒りを覚えるのは、本質を理解してから

職場のモラハラ被害者は、自分の被害に気づいたとき、まだ職場での関係が続いているような状況下では、相手のやり方が不当だと感じても正面から怒りを表現することはしません。なぜなら、まだその段階では、自分の中でモラハラの実態全てを理解して整理できていないからです。言い換えると、まだ相手の支配(洗脳)から抜け出せてないとも言えます。

私の場合と同様に、”自己愛が変質的に高まった人間”から離れることを決意することは、職場では「メンタルヘルス疾患者」になることを認めることになります。あなたも、職場で活躍している中堅・ベテランのサラリーマンである場合、家族の養育、今後の出世などに大きく影響を与える内容でもありますからとても勇気のいる選択です。でも、悩んでいる状況で、心と身体が悲鳴をあげていることは間違いありません。

このまま時間が過ぎるのを待ち続けるのもひとつです。ストレスから離れることを選択するのもひとつです。会社に相談するのもひとつです。選択肢は他にもありますので、どれが正解なのかは分かりません。

ただ、あなた一人でどうにかなる話しではありません。
味方(仲間)を作り、被害の証拠を集め、皆で声をあげることが必要です。

 

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最後までお付き合い有難う御座います。
それでは、また次回。
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↓次の記事モラハラ上司のブラックすぎる心理術11への対処法(前編)

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1.はじめに
2.仮説1の検証
《仮説1》当事者は上司からモラハラ的な行為を受け続けたことが原因で、身体的・精神的苦痛を味わい、結果適応障害となった
《参考資料》書籍:モラル・ハラスメント~人を傷つけずにはいられない~
3.仮説2の検証
《仮説2》上司はモラハラ加害者がもつ、自己愛的な性格が変質的にまで高まった人間である可能性が高い
4.おわりに

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