メンタルヘルス対策

職場のモラハラ被害から心の問題を克服するための4ステップ

モラハラ克服 
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職場のモラハラ実態が社会や企業の中で浸透していない現在、おそらく職場のモラハラ被害者さえも、自分がモラハラ被害に遭っていると正確に認識できないでしょう。そのため、被害者は精神的にかなり不安定で抑うつ症状を抱えた状態になって初めて専門医師に相談することになります。簡単ではないメンタル面の問題ですが、どうやって乗り越えていけばよいのでしょうか?

まず、職場のモラハラ被害者は最初から弱い人間の訳ではなく、加害者が持っていなくて、自分のものにしたいものを持っている人間のためターゲットにされており、社会人としての経験と意思をしっかりと持っているタイプなのです。そこに、真面目で素直な性格が”一貫性の原理”を刺激してしまい、「自分が選んだ道だから」とモラハラ被害の認識を遅らせてしまうのです。

会社組織の中では、メンタルヘルスに対する取り組みとして、H27年12月の職場のストレスチェック制度の施行により、従業員50人以上の事業場についてはストレスチェックの実施等が義務化されました。これで、ある程度会社としてのメンタルヘルス予防施策が展開されていることになっているのですが、過重労働への配慮が優先されていることやチェック頻度の少なさからも、新規のメンタルヘルス疾患に対して周囲に気づきを与えること難しいのが現状です。

 

STEP1:心療内科・精神科に通院する

職場のモラハラ被害者は、精神的には深刻な状態になってから医師に相談する可能性が高いです。私の場合も心理的・体調的な落ち込みの原因はモラハラ上司だということは認識できたのですが、相手の一連の行為に対して受け止めることが出来ず、このままでは自分という人格が失われていく恐怖感、もう自分は何も出来ないという脱力感は何なのか症状の由来を理解することが出来なかったのです。

心療内科の医師に相談したのも、会社に行けず休暇を取ってからです。そして、そのまま長期休暇に入ってしまったのです。しかし、専門家に相談するという行為は非常に重要だと感じました。私の場合は、モラハラ上司が原因の適応障害という診断だったのですが、病名を把握したときに不安が少し和らいだのです。

職業病なのかもしれませんが、原因が分かれば対策を立案して実行すれば改善できるだろうと思ったのです。その後、約1週間はどうしようもない状態だったのですが、すぐに最初の目標は、モラハラ上司と出会う前の、約1年前の「私」という人格や健康な身体を取り戻すことに決めました。

STEP2:被害実態を自己分析する

私も早い段階で目標を作ることが出来たので、やはり現状分析をすることにしました。「第一章.職場のモラハラ被害を確信できる参考書籍」でお伝えしたとおり、マリー=フランス・イルゴイエンヌ氏の「モラル・ハラスメント ~人を傷つけずにはいられない~」を読んだ私は、自分自身が受けていたハラスメントはコレだと確信しました。モラル・ハラスメントを提唱した精神科医の書籍ですので、必見です。

なお、私自身が実感している職場のモラハラですが、いわゆる人格否定の部分は、「個性、性格、容姿、生まれ、育ち」などを否定する場合だけでなく、「社会人としての経験、実績、思考、意思」などを継続的に、必要以上に否定することも該当すると考えています。

また、夫婦のモラハラ同様、職場のモラハラ加害者と被害者も、非常に近い関係で長い時間を過ごしていることが、周囲(会社や同僚)の「陰湿なハラスメント実態の理解」をより分かりづらいものにしているのです。これは、被害者本人に対しても言えることで、私のブログやご紹介した書籍を理解することで解決することが出来るでしょう。

いずれにしても、自己愛的な変質者であるモラハラ加害者の言動は特徴的で、あなたの受けている被害にも必ず当てはまる所が多々あると思いますので、冷静になって振り返り、書き出してみることをおすすめします。

もちろん、思い出したくない部分も沢山ありますし、実態を理解すればするほど様々な感情が湧いてきます。しかし、前へ進むためには「心の現状把握」も必要なことです。もし、この文章を読んでいるあなたが、まさにそのような問題に直面しているのなら、冷静になって書き出すことから始めるべきです。なぜならば、一足飛びに解決できるような問題ではないからです

STEP3:信頼できる人に相談して気持ちを整理する

相談する相手の順序としては専門家(主治医、産業医、カウンセラー等)を優先するべきです。理由としては、基本的にあなたの立場を考慮して接してくれますし、専門的な裏づけを持った上で助言をしてくれるからです。特に、経過を観察しながら状況把握も出来る立場ですから、有効なのは間違いありません。

しかし、あなたのことを心から心配してくれているかと言うと、必ずしもそうではありません。やはり、自分の家族や親兄弟、信頼できる恩師、上司、同僚、友人に話を聞いてもらったり、適切なアドバイスをもらうことも重要です。出来れば、前述の現状把握がしっかり出来た段階で相談するのが良いです。ある程度、なぜ?このような状況になってしまったのかを自分が理解していないと、相談相手から欲しくなかった回答をもらった場合、落ち込んでしまう可能性があるからです。

良い面では、専門家が言わないようなアドバイスも貰えます。例えば私の場合、加害者への感情を整理できなかったとき、元上司から「相手のことをゴミだと思えばよい」と言われました。私は、「そうですね、クソだと思えばいいんですね?」と返事をしたら、「クソは駄目だよ、栄養があるから(笑)。ゴミだと思いなさい」と言われました。こんなこと、おそらく専門家はアドバイスしませんが、この時の私にはめちゃくちゃヒットしました。良いか悪いか分かりませんが、私の心がなんだか楽になったことは間違いありません。したがって、信頼できる人に相談してみましょう。

STEP4:自分を再構築する

職場のモラハラ被害者は、加害者に自己を否定され、人格を奪われる状況に陥るため、メンタル的な部分を再構築することは、「奪われた人格を取り戻し、自分という人格を主張して多くの人に認知してもらう」ことだと考えます。まずは、第一目標である「健康な心と身体を取り戻す」ところに専念する必要がありますが、次にセルフブランディングの問題が出てきます。

私自身は、少しずつ体調が回復した段階でこの問題に直面しました。まずは、職場のモラハラ実態の主張について、会社側との話し合いが度々行われ、私が休んでいる職場の環境改善の取り組みは進展しました。しかし、職場のモラハラ自体の理解をしてもらえたかと言うと、難しかったというのが現実です。ですから、こうやって専門ブログを立ち上げ大勢の人に理解してもらいたいと思うようになったのです。本ブログを通じた活動が、私のひとつの主張でもあるのです。

 

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最後までお付き合い有難う御座います。
それでは、また次回。
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<レポートの内容> 全79ページ

1.はじめに
2.仮説1の検証
《仮説1》当事者は上司からモラハラ的な行為を受け続けたことが原因で、身体的・精神的苦痛を味わい、結果適応障害となった
《参考資料》書籍:モラル・ハラスメント~人を傷つけずにはいられない~
3.仮説2の検証
《仮説2》上司はモラハラ加害者がもつ、自己愛的な性格が変質的にまで高まった人間である可能性が高い
4.おわりに

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