会社組織の中で、いわゆる”社畜”のようになって働いている人で、平日に自分の自由な時間を作って運動したり、体を鍛たりする人をあまり聞いたことがないです。
会社でストレスが溜まると、タバコを吸う回数が増加したり、仲の良い同僚や上司・先輩と飲みに行って愚痴を言い合ったり、たまに大勢でカラオケに行って弾けたりするのが精一杯。人員不足を労働時間で補おうとするが、仕事の事務処理は基準が緩和されるどころか、厳しくなってシステムが遅くなるなど、自分の前の様々な問題の優先順位が後回しにされることは日常茶飯事です。
会社は、売上重視と言ったり、利益重視と言ったり、シェアを上げるんだと言ったり、どこに行くんだよ~と迷走している裏側では、職場でモラハラが蔓延している・・・こんな状況下で体調不良を起したら、誰のせいにすれば良いのでしょうか?
モラハラ被害者の体調面での不具合は、モラハラ加害者に共通する危険な15症状で紹介した「動悸や息切れ、圧迫感、疲労、睡眠障害、神経過敏、消火器官の変調、頭痛、腹痛などの症状」をベースに個人差が出てきます。しかし、被害者はこれらの症状を抱えながら長期休暇を余儀なくされる訳ですから、休養を取ってしっかりと回復させることが次のステップに進むためにも重要なのです。
STEP1:暴飲暴食はせず、規則正しい食生活に切り替える
休養をとった直後は、体調面が最悪なことになっているため、今まで通り食事を取ることすら難しいです。脱力感や無力感を覚えるため最初の頃は無理せず少しずつ食べられるようになっていきましょう。
私の場合、肉を食べたいと思わなかったので、野菜、卵や大豆類(豆腐や納豆)を中心とした食事をとりました。
最近では、うつ病と食生活についても関係があると言われており、和食や地中海式の料理が良いとされています。野菜や果物、豆類、魚介類、穀物、オリーブオイルを使った料理などです。栄養素的には、ビタミン(B12や葉酸など)、ミネラル(鉄、亜鉛など)、必須アミノ酸(トリプトファンなど)、脂肪酸[ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタンエン酸(EPA)]を摂取することが効果的なようです。結構間違っていなかったなという印象です。
STEP2:お酒をやめてみる
私は会社を長期休暇してからお酒を飲んでいません。もちろん、睡眠薬を飲んでいたという理由もありますが、予想以上にストレスから開放された影響が大きく、これまでのように溜まったストレスをお酒で発散する必要がなくなったためです。睡眠薬を飲まなくなったあとも続いているので、自然と脳が必要でないと判断していると思いますが、「お酒が飲みたい」という感情が出てきたら、ストレスが溜まってきたサインにもなると思っています。さらには、お酒を飲むなら大きな目標を達成したときに取っておきたいと思います。
STEP3:筋トレを始める
筋トレをするようになったのは、ちょっと不純な動機かもしれませんが、いつかモラハラ上司と対峙するときがきた場合、力で負けたくないという考えから毎日少しずつ負荷を増やしながら始めました。
筋トレ自体も、毎日設定した回数の腹筋、背筋、腕立てを行うだけのものです。この時期に、大きな目標を立てて実行するというのは避けた方がよく、毎日コツコツできるような目標を着実にクリアしていくことが重要なのです。少しずつでも筋肉を鍛えれば、ちゃんと見た目で答えてくれるのでうれしくなるものです。ストレスが溜まってきたら、酒を飲まずに筋トレをする、これもひとつ良いかもしれません。
STEP4:ウォーキングを始める
この時期、歩くという行為は一番良かったと言っても過言ではありません。ウォーキングの効能については、次章でも詳しく説明しますが、私自身長期休暇に入り1ヶ月経った頃からウォーキングを始めました。
1日8,000歩ですので5~6kmを目標にして歩きましたが、だいたい5,000歩になると足腰がキツくなってくるのです。それでも、ほぼ毎日歩き続けることで、体力自体も付いてくるのが分かります。特にダイエットを目的にした訳ではないのですが、1ヶ月の取り組みで67kg⇒60kgへ体重が減少しました。
今まで、妻からもお腹廻りの肉が浮き輪のようだと言われていて、「この年になると、この部分の肉は取れない!」と断言していたのが嘘のようでした。ウエスト廻りは△10cmになり、ズボンがブカブカなのがうれしい悩みです。
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最後までお付き合い有難う御座います。
それでは、また次回。
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