職場のモラハラ実録

最悪な状況になる前にモラハラ加速プログラム止めろ!!

モラハラプログラム 
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職場のモラハラに対処するためには、自己愛的な変質者(モラハラ加害者)に組み込まれている「モラハラプログラム」の中身を理解して、最終的に加害者の「モラハラ加速装置」をONにさせないための予防措置を職場の中でとることがとても重要です。では、どのような予防措置が必要なのでしょうか?

出会った時にモラハラプログラムが始動する

職場のモラハラは、たいてい自分がモラハラ加害者のいる部署に異動となった、逆にモラハラ加害者が自分の部署に異動してきた、若しくはモラハラ加害者予備軍の人間が昇進して権力を握った等、被害者と加害者のどちらかに、何らかの職場環境の変化があって2人が出会ってしまったことから始まります

最初の環境変化で同じ部門になり、お互いが近づいたとき、加害者の”モラハラ始動スイッチ”がONになります。ただし、加害者に組み込まれている”モラハラプログラム”は、いきなり攻撃的になるのではなく、まず最初は相手を惹きつけるため自分が魅力的な人間であることをアピールし、ターゲットと決めた人間に対し過剰なほどに奉仕するところに専念します。

その中では、嘘をついたり、事実を歪めたりもします。相手に自分の考え方を刷り込み、同じ趣味を薦めることで類似性の効果を高めたり、会議に同席させ、出張を共にするよう薦めて近接性を高めたり、過剰なほど仕事の知識を教え込んだりして後の「返報性の原理」を期待するなど、心理的に仕掛けてくる行為は徹底しています。

夫婦間のモラハラでも「結婚したら相手の態度が急変した」と被害者が言うように、モラハラ加害者は出会って最初のうち本性を出さないのです。本性を出さないと言うのは、自分の最終目的を絶対に見せないという意味です。最終目的は、ターゲットを自分の手足のように奴隷のように扱うことであり、そんな素振りを全く見せず、あなたの為だと見せるのも特徴なのです。

しかし、巧みな心理術によって被害者は相手の影響を受け、たとえ自分が望まないことをしていても、自発的にしていると思ってしまいます。最初のうちは、ちょっとした皮肉や嫌がらせ程度でたいしたことではないと思い(そう思おうとする)、ただ自分が悪かったんだと考えてしまいます。仕事が終わると、毎晩傷つき、辱められ、疲れきった状態で帰路に付き、心や身体の疲れが回復しないまま、朝起きて満員電車に乗る。自分のために必要な教育や試練だと思う日々が数ヶ月続くことになります。

被害者になった人間の唯一の失敗は、相手の魅力に屈してしまい、「この人に付いて行こう」と決めてしまったことなのです。自分の言動や信念を一貫したものにしていたいという「一貫性の原理」が働き、「私が選んだ人なんだから間違っているばずがない」とも考えてしまうのです。罪悪感の持ちやすい被害者は、そのような人から半人前に扱われ、否定され続けても、相手は自分のことを思って言ってくれてる、自分が悪いんだと受け入れてしまうのです。この段階でも被害者は、相手の最終目的が何なのか全く分かっていないのです。

予定通りモラハラプログラムが加速する

この段階まで来て、ようやくモラハラ加害者は被害者を自分の手足のように(モノのように)、思い通りに動かすための物理的な手段を講じます。それが、夫婦であれば結婚、職場であれば人事異動という手段です。

例えば、役所で婚姻届が受理された瞬間、職場で権力を使い直属の上司と部下になる辞令が出た瞬間、加害者の”モラハラ加速装置がON”になるのです。そうなると、加害者の”モラハラ加速プログラム”は、「閉鎖的で物理的に縛られた関係の成立」がトリガーになって、ターゲットの心を破壊するまで指令を出し続けるのです。モラハラ加害者が好む「閉鎖的で小さなコミュニティ」の最たるものが、この究極の関係です。

モラハラ加速プログラムは、一度動き出すと、情け容赦もなくターゲットを攻撃します。相手の誇りを傷つけ、何度も何度も屈辱を与え精神を破壊するのです。しかも、加害者に付いているセンサーは、混乱している被害者の心理状況を常にキャッチして、すぐに倒れないように”飴とムチ”を使い分けることもできるのです。

そして、次第に被害者は衰弱し、自分が自分であることを諦めることが一番楽なんではないかと考えるようになります。抑うつ状態に陥ったことで、脳の機能は著しく低下し、判断力がなくなり、不注意になることで、また加害者に罵倒されるようになり、訳が分からないまま、どうしようもなくなって、呆然と途方に暮れることしか出来ないのです。

この「閉鎖的で物理的に縛られた関係の成立」は加害者にとって一番望んでいた状況です。当事者以外の外部に情報が漏れる確率がぐんと下がるからです。また、いざと言う時も自分の言動に対して嘘の正当性の主張が簡単になるため都合が良いのです。加害者がターゲットを罵倒している状況も、周囲は「○○さんが指示通り仕事をしなかったからだろう」と思うように仕組んであるからです。周囲の同僚も、ちょっとやり過ぎだと思っていても、自分の保身や恐怖感から何も言えず、ただただ自分に降りかかってこないことを祈り、目の前の業務に目をそらすしかないのです。

モラハラ加速プログラムの発動を防ぐために

モラハラが行われている職場では、最初の環境変化から最悪の状況になるまで、数ヶ月から半年以上の猶予があります。自己愛的な変質者は、状況を監視しながらタイミングを見計らって計画的に実行に移すため、周囲の同僚が異変を察知し、モラハラ加速プログラムが発動されるのを未然に防ぐことが重要なのです。では、どうしたら良いのでしょうか?

ターゲットを特定する

まず、加害者と周囲の同僚の関係性を分析しましょう。<職場のモラハラを正当化する「ミッションと権力者」>で説明した職場のピラミッド構図です。同僚の中では、被害に遭い難い立ち位置だったり、逆に加害者を煽る人もいます。したがって、加害者との接点が多く、相手を肯定して認めている、そして自分の意見を言わなくなってきた人間がターゲットにされる可能性が高いです。

仲間を集めて、ターゲットを説得する

加害者は、自分だけの”閉鎖された小さなコミュニティ”を作ろうとするため、社内の他部門は、あなたの部門のことがよく分かりません。良い噂は経営数字として現れてくるので良いのですが、悪い噂は誰かが声をあげないと周囲に伝わりません

まず、加害者に不満を持っている仲間を出来るだけ多く集めるべきです。そして、ターゲットになった同僚を呼んで、モラハラ被害にあっていることを本人に説明して、本人に気づかせてください。惹きつけている段階の数ヶ月間は、飴と鞭を使われ、自分のために指導してくれていると完全に勘違いしています。もしかしたら、ターゲットの洗脳を解いてあげることが一番難しいかもしれません。

証拠を集める

ターゲットになった同僚に自分がモラハラ被害にあっていると気づかせることに成功したら、次は証拠を積み上げることです。モラハラ上司の手口で説明した内容を基に、加害者の発言をICレコーダーへ録音したり、メモしたりしてください。やられている本人は行動することが難しい場合も多いので、その場合は周囲の人が気づかれないように対応しましょう。

信頼できる人に相談する

モラハラの証拠を集めることが出来たら、会社組織の中で信頼できる人に相談しましょう。出来るだけ、モラハラ加害者よりも職制が上の人が良いです。状況的に、個別相談が難しい場合は、社内の労働組合やコンプライアンス窓口に相談することになります。

いずれにしろ、第三者に報告するときは、いきなり飛び込むのでではなく、しっかりとした証拠や根拠を持って行くべきです。私の無料レポートも参考にしてください

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なお、その場合も、一人ではなく複数の仲間で話を持っていくべきです。加害者になるような人間は、実は小心者なので、一人ではなく、大勢から声があがっていると気づいたとき不安が大きくなるからです。そして、加害者のモラハラ加速プログラムが発動する前に、会社側から何らかの指導が入るなど、最低限職場の環境改善に繋がるような結果を残しましょう。

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最後までお付き合い有難う御座います。
それでは、また次回。
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医者から適応障害と診断された筆者が、自分が職場で上司からモラル・ハラスメントを受けていたことを仮説検証した実際のレポート

<レポートの内容> 全79ページ

1.はじめに
2.仮説1の検証
《仮説1》当事者は上司からモラハラ的な行為を受け続けたことが原因で、身体的・精神的苦痛を味わい、結果適応障害となった
《参考資料》書籍:モラル・ハラスメント~人を傷つけずにはいられない~
3.仮説2の検証
《仮説2》上司はモラハラ加害者がもつ、自己愛的な性格が変質的にまで高まった人間である可能性が高い
4.おわりに

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