モラハラ上司は、論理的な人間だったので相手を論破するのが得意でした。しかし、その多くは相手を自分の思い通りに動かすために、相手を冷酷に攻撃する”無責任な武器”として使われていました。
しかし、人間関係の感情的な問題になると、真っ直ぐに向き合うことが出来ず、突如迷走するのです。
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無責任で、結論を出さない
モラハラ上司は、「自分は決断する人間だ」と豪語していましたが、それには疑問が多く残りました。
結局は、”時間切れになったから、成功確率の高い選択肢を選んだ” という決断しかしないことに気づいたのです。 すぐに判断しないことを、何だかんだ語録を並べて、曖昧な言い方で引き伸ばし、”タイムリミット”になりどちらか選択する。
選択肢を持っていった側からすると、もちろんペンディングとなっている案件が増えるので仕事の効率が非常に下がるのも嫌なのですが、それよりも、タイムリミットぎりぎりにおける自分の選択は、成功確率としては高い方を選択したのだから間違っていない、というような言い方なのです。
そうです、モラハラ加害者はどんなことにも自分に責任がないと考えるのです。
自分以外の”誰か”や”何か”に、責任を押し付けないと、自分自身が成り立たないのです。 ここでは、自分の判断に責任を持つのではなく、”期限”に責任を押し付けていたのです。
自己愛な人間は、自分を立派な人間だと誇張しますが、単に”無責任”な人間なのです。
私が見たモラハラ上司の、この”時間切れまで考えて選ぶ”という行為は、本人の趣味である競馬の馬券購入の思考に由来しており、仕事もギャンブルと捉えているのです。
被害者もギャンブルに巻き込むことで運命共同体にしようとするのも、常に他人が必要なモラハラ加害者の特徴なんです。
大丈夫ですか?あなたも巻き込まれていませんか?
感情的な話で突如迷走する
私が休養加療に入る3週間前、人事異動で私と直属の関係になった頃から、モラハラ上司の罵倒が激しくなってきました。
私は自宅で妻に、「本気で仕事に行きたくない」とか、妻が子供に叱っているのに対して、「近くで大きな声を出さないでくれ」と言うようになったのもこの頃でした。
そこで、モラハラ上司との打ち合わせの席で、私は勇気を出して言いました。「大声で怒鳴るのをやめてほしい、気分がめいってしまうので・・・」
しかし、私のお願いというか、感情が理解出来ないのでしょう。 なぜ、怒られるのが嫌なのか、なぜなぜの分析をやりだしたのです。魚の骨のQC分析です。
結局、1時間以上グダグダと話をされて、私が後ろ向きな発言としてそうお願いした訳ではないことが分かったという結論で話を終えたのです。こちら側の要求は棚上げ状態というか、何もなかったかのように迷宮入りしてしまったのです。
このように、相手に同情を感じなかったり、他人の苦しみに無関心であったり、想像ができないのもモラハラ加害者の特徴なのです。
これらは、幼少期の母子関係が問題だとされています。
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最後までお付き合い有難う御座います。
それでは、また次回。
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