こんにちは。中編に引き続き、ご覧いただきありがとうございます。
本ブログでは、職場のモラハラ加害者が、ターゲットを支配するために使うブラックすぎる手口を11通り紹介してきました。
前回は、4から7までの手口に対する対処法について説明しました。今回は、8から11までの手口に対する対処法を説明します。
しかし、対処には大前提としてモラハラ加害者の人物像を知っておく必要があります。
相手がどんな人間であるかを認識して接することがとても重要だからです。
その特徴についてまだ確認していなければ、第1章の「モラハラ加害者の8つの特徴と上司の人物像」で詳しく説明しているので事前にご確認ください。
8.権力を濫用する手口への対処法
モラハラ上司は、自分は相手より物事を知っている、真実を知っていると思わせようとし、話を一般化して普遍的な真実を述べているような話し方をするのです。会社組織の中でかなりの地位を築いている場合、普遍的な真実を述べているような伝え方がハマってしまうのでとても厄介です。
このような話を直接された場合は、相手の目的が何なのかを見極めましょう。単純に雑学の多さをアピールしているだけなのか、話を信じさせることで二人の関係を強くしようとしているのかです。
両者ともに「この人すごい」と思わせようとしているのでが、後者の場合は、ターゲットに対する相手の強い意思が映されているのであなたも気づけるはずです。そんなときは、自分だけで評価せず、周りの同僚に「こんなことを言われたけど、どう思う?」と相談してください。
9.自分を偉く見せる手口への対処法
モラハラ上司は孤独な権力者です。その話し方でもうひとつ特徴的なのは、難しい専門用語や抽象的な言葉を多用して自分を偉く見せることです。
人格者として部下から信頼され尊敬されたことのないモラハラ上司は、常に誰かを馬鹿にしたり、傷つけたりすることで大きな権力を握ってきたので、そのようなやり方しか知りません。
自己への過大な評価は、”自分が偉く重要な人物だと思っている” ”自分が特別な存在だと思っている” いつも他人の賞讃を必要としている”このような感情となり、どこでも自分の自慢話や武勇伝を皆が聞こえるような大きな声で話し、賞讃の反応をもらうことで満たされるのです。
あなたが、お調子者で適当な人間ならば問題ありませんが、そうでなければ、自分から話に入っていくのは避けましょう。一旦乗ってしまったら話しが長く疲れるので、電話が掛かってきたふりや、忙しいそうなふりをして、その場から離れるのが得策です。
10.当て擦りの手口への対処法
モラハラ上司は、当て擦りを巧みに使い、相手が誤解するように仕向けます。これらは、小心者だから相手の反応が怖いという感情が働いており、物事を言わずに言うという手法なのです。
ターゲットにされた者も、直接自分の名前で非難されていないのに、その場には”批判された人と同じ特徴を持った人”が自分しかいないことに気づき、不安になっていくのです。
当て擦りへの対処法は、まず当て擦りのコミュニケーションを知ることです。そして、相手が”当て擦り”を仕掛けてきていると認識して、言われたことをメモするようにしましょう。
当て擦りの認識は、加害者とターゲットの間のみで成立しており、第三者からは被害妄想だと思われる可能性があるのです。したがって、言われたことは正確に把握することを心がけてください。
11.相手を嘲弄する手口への対処法
モラハラ上司は、自己愛的な人間の特徴である誇大性(自己への過大な評価)によって、自分以外の人間を絶えず見下して生きています。自分自身に欠点があり、駄目な人間であることに気づいてしまったら、不安が最高潮に達してしまい日常生活が送れなくなってしまうからです。
絶えず誰かの悪口を言っているのは、自分の身を守る方策なのです。
そして、誰かを見下すような発言は口癖のように出てきますので、あなたもそれら全部に同意しないで、ある限定した部分だけをとって、「○○さんは、この部分は優秀で会社から評価されてますよ」と言えるようにしましょう。
そして、嘲弄するような発言の数々はICレコーダーに録音するようにしましょう。相手の人格を傷つけるような発言を録音しておくことは、後々職場の健全性を保つために活用されるべきだからです。
まとめ
- 権力を濫用する手口への対処法は、普遍的な真実を述べているような話し方で関係性を強めようとしていたら、自分だけで評価せずに周囲の同僚に相談すること。
- 自分を偉く見せる手口への対処法は、自慢話や武勇伝は話半分で聞かないようにするか、その場を退散すること。
- 当て擦りへの対処法は、当て擦りのコミュニケーションの存在を理解し、言われたことを正確にメモすること。
- 相手を嘲弄する手口への対処法は、誰かを見下すような発言の数々には全部に同意せず、限定した部分で反論をすること。
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最後までお付き合い有難う御座います。
それでは、また次回。
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