職場のモラハラ実録

”適用障害”の原因は1人の上司のモラハラ

モラハラ適応障害 
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ある日、私はこれまで自分には無縁だと思っていた心療内科にいました。

職場の上司との関係で酷くストレスがたまり、特にこの1ヶ月間は、何だか今まで感じたことのない辛さとずっと戦っていました。しかし、その週の月曜日の朝、いつも通り目覚まし時計は“ピピピッ、ピピピッ”と鳴り、私のことを起こしてくれるのですが、どうしてもベッドから出られない

妻には体調が悪いから様子を見たいと言い残し、月曜の朝がどんどん過ぎていく。子供達は元気な声で「行ってきまーす!」と玄関を出て行くのに、まるで自分が子供になってしまったかのうよう。

布団に潜り込んで小さくうずくまっている私は、「もう何も自分では出来ない、自分がだんだん消えていく」という不安からくる無気力感と気分の落ち込み。恐らく一ヶ月以上続いていただろうか、睡眠障害からくる判断能力の低下。そして頭重症状によってウィンドウズ3.1くらいのスペックでしか機能しない脳ミソ。・・・もう駄目だ・・・会社に行けない、行きたくない。

15年間のサラリーマン生活ではじめての経験でした。

原因がはっきりしているから「適応障害」

私が診療内科で受けた診断は「適応障害」でした。 これまでメンタルヘルスとは無縁だと思っていたので正直ショックでした・・・しかし、それと同時に病名を知って、理解したときには少々気持ちが楽になりました。 原因を把握して対策を講じることが出来るからです。

  • まず、今回の適応障害の診断要因は、以下の3点に絞られます
    原因がはっきりとしている=モラハラ上司が原因
    直近に環境変化=月初の異動で直属にモラハラ上司がつく、モラハラ行為が酷くなる
    様々な症状が出現=不安、無気力、落ち込み、睡眠障害、頭重症状など抑うつ症状

では、適応障害の診断基準を見てみると、

【適応障害の診断基準(DSM-5)】
A. はっきりと確認できるストレス因に反応して、そのストレス因の始まりから3か月以内に情動面または行動面の症状が出現
B.これらの症状や行動は臨床的に意味のあるもので、それは以下のうち1つまたは両方の証拠がある。
(1)症状の重症度や表現型に影響を与えうる外的文脈や文化的要因を考慮に入れても、 そのストレス因に不釣り合いな程度や強度をもつ著しい苦痛
(2)社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の重大な障害
C.そのストレス関連障害は他の精神疾患の基準を満たしていないし、すでに存在している精神疾患の単なる悪化でもない
D.その症状は正常の死別反応を示すものではない
E.そのストレス因、またはその結果がひとたび終結すると、症状がその後さらに6か月以上持続することはない

そして、上記A~Dの診断基準を詳しく見てみると、

  •  Aについては、

    適応障害は、発症の原因ははっきりとしているのが1つの特徴です。

    ・他の精神疾患だと、原因はよく分からない事も少なくありません。しかし適応障害は、「ある環境(ストレス因)に適応できない事」が根本にある原因ですので、その環境に 本人は大きな苦痛を感じています。ほとんどのケースで「あの環境変化から調子を崩した」と本人が自覚できている」のです。

    ・ストレス因子は、様々なものがありますが入社・異動・転勤・昇進・降格、引っ越し・結婚・離婚などの何からの環境変化で生じることがほとんどです。

    ・ちなみに適応障害において「適応できない」というのはどういう事かと言うと、自分の価値観・常識と、その環境における価値観・常識があまりにかけ離れており、それに適応するために一定の努力をしたにも関わらず適応に失敗してしまう事になります。

  • Bについては、

    適応障害では、ある環境変化が生じてそのストレスから様々な症状が出現します。適応障害の特徴として、「この症状があれば適応障害」と言える症状はなく、ストレスによって生じる症状なら何でも生じます。

    ・比較的頻度の多いものでいうと、「落ち込み・不安・素行の障害(暴飲暴食、薬物乱用、欠勤、危険運転など)・頭痛・不眠・食欲低下」などがあります。

    ・しかしこれ以外でもストレスで生じえる症状は何でも生じます。適応障害において「どんな症状があるか」はあまり重要ではなく、その症状が「適応に失敗した結果生じているものなのか」という点が大切です。

    ・またその症状が「一般的に考えて、想定されるものより明らかに程度や強度が強い」こと、そしてその症状によって「生活に支障を来たしている」ことが診断においては重要です。

  • C,Dについては、

    ・適応障害と診断するためには「他の精神疾患ではない」事をしっかりと確認しなくてはいけません。他の精神疾患ではないかどうかは、医師でないとなかなか分からないため、セルフチェックで判定は難しいのですが、いくつか抑えておくポイントがあります。

    ・2つ目は、他の精神疾患の診断基準を適応障害の診断基準を両方満たす場合は、他の精神疾患の診断を優先することとなっています。例えば、うつ病の診断基準も満たすけど、適応障害の診断基準も満たすのであれば、その人の診断名は「うつ病」になります。適応障害は、診断基準上は他の精神疾患に優先される診断ではないのです。

    ・2つ目は、死別反応を安易に適応障害としてはいけないという点です。私たちが日常で経験する環境変化のうち、もっとも精神的にダメージを受けるのは、「親しい人の死」です。両親や配偶者、親友が亡くなってしまって平然としてられる人などいないでしょう。

となっています。

モラハラを受けて適応障害になるというのは、自分がダメなのか?

それは違います!

後に詳しく触れますが、モラハラ加害者は、自己愛が変質的に高まった人間であり(精神分析医からは、症状のない精神病者と言われる)、常に誰かの精神を壊していないと自分が生きていけない人間です。そんな人間からの攻撃を防ぐ術を知らない者は、現状では運が悪かったとしか言いようがありません。

正直、卑劣な行為を繰り返すモラハラ上司に適応しなかった自分は、一人の人間、社会人として”健全”だったと思っています。周りのみんなも証言してくれました。みんな、私の味方になってくれました。だから、もしあなたも被害にあっているのなら、決して悪くありません。 しかし、モラハラの手口と対策を知っていれば、  ”被害者”になってメンタル不調とならずに、会社に訴えることも出来るのです。だから私は、ここに職場で実際に起きたモラハラの実態を記録に残しているのです。

私は、モラハラ上司に言いたいです。 「私達の職場に適応していないのは、私じゃない。お前だ!」

 

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最後までお付き合い有難う御座います。
それでは、また次回。
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医者から適応障害と診断された筆者が、自分が職場で上司からモラル・ハラスメントを受けていたことを仮説検証した実際のレポート

<レポートの内容> 全79ページ

1.はじめに
2.仮説1の検証
《仮説1》当事者は上司からモラハラ的な行為を受け続けたことが原因で、身体的・精神的苦痛を味わい、結果適応障害となった
《参考資料》書籍:モラル・ハラスメント~人を傷つけずにはいられない~
3.仮説2の検証
《仮説2》上司はモラハラ加害者がもつ、自己愛的な性格が変質的にまで高まった人間である可能性が高い
4.おわりに

私が体験した職場のモラル・ハラスメントの全貌を確認してみてください。

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